みどり便り（野上緑化のスタッフで更新中！）

　朝青龍関の来国報道を見ました。故国へ戻るときの表情とは打って変わってとても穏やかな表情だと感じました。
相撲は国技として格調のあるスポーツですが、格闘技の一種であることも事実です。礼を尽くして後立合いをし、勝者と敗者に区別決定される世界です。
朝青龍関は遊牧騎馬民族です。自然、勝者になったときの態度表情は、我々農耕民族の収穫時の皆で共に喜び合うときのそれと違い、馴染めないものがあるのは育った文化が違うのだから仕方のないことだとかねがね思っていました。
今後、勝負は勝負として倒した相手に手を差し伸べ、落ちた相手を土俵上へ引き上げてあげる時の態度、表情で彼の評価が決まっていくことではないかと思います。
今の私らの生活世相のほうが勝者と敗者に区別決定され相手に手を差し伸べもせず、再び土俵上へ引き上げようともしない世界に向かいつつあるような気がしてなりません。
来年からは、朝青龍関も、そして我々の世界も農耕民族の暮らし方に戻れたらいいですね。