御老侯は週1回半日某資料館で「解説(できないが)ボランティア」として館内で突っ立っている。
ママ友4人と幼少子供ら、スクリーン上で自分らの影が動くのを楽しんでいた、かなりの歓声をあげながら。ママ友達は注意する意識、発想さえないらしい。これではと思いママ友達に「注意する意識、発想」がお有りかどうか聞きたかった多勢に無勢、逆切れが怖くて止めた。問うか問わぬか苦悶した。
今後は聞こう。注意しよう。老人が悪者になっても次の世の中が悪くなるよりいい。
でもまあ人の観察は大変面白い。遠方からわざわざおいでくださる方、家族で資料に真摯に向き合う方々、チャラチャラ姿の青少年が真剣丹念に見て回る。人は、世の中は複雑難解。