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街路樹診断協会主催の記念講演会が開催されます

樹木医トピックス

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都市樹木の、リスクマネジメントと経済価値の情報管理

  一般社団法人 街路樹診断協会  
 Urban Tree Diagnosis Association, Japan(UTDA)
 General Incorporated Association (GIA)
 

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ジェリー・ボンド博士の講演会のお知らせです。
申し込みは、添付をコピーしFAXで御願い致します

●一般社団法人 街路樹診断協会 設立記念 「ボンド博士講演会」
日時:2009年11月20日(金)午後1時から4時45分
会場:目黒雅叙園『飛鳥』の間
会費:無料  但し、定員250名のため、お早めにお申し込みください
内容:一般社団法人 街路樹診断協会 設立記念式典
   :都市森林学者:ジェリー・ボンド博士講演会
講演内容:「アメリカの樹木管理や計画における、技術的な最新情報」

●一般社団法人 街路樹診断協会 設立記念パーティ
日時:2009年11月20日(金)午後5時から7時
会場:目黒雅叙園『孔雀』の間
会費:5000円

都市樹木のマネジメントをめざす街路樹診断協会は、一般社団法人になりました
 数人の樹木医が始めた街路樹診断研究会は、平成10年(1998年)に街路樹診断協会を立ち上げ、東京で活動を開始いたしました。街路樹診断協会の目的は、VTA(ビジュアル・ツリー・アセスメント)手法を用いて、倒木や落枝の危険がある樹木を事前に発見し、適切な処置を施し、安全安心な道路環境を確保することです。街路樹診断協会では、これまで研究と実務を継続し、実績を蓄積しながら診断保険に加入するなど、さらなる信頼を高めてまいりました。その後、倒木事故が多発するなど、その技術の社会的ニーズが高まり、関東支部、大阪支部、九州支部と全国に支部を置く組織に発展し、技術も全国的に普及してきました。このたび、一般社団法人街路樹診断協会が設立される運びとなり、会員一同、喜びと同時にその責任を強く感じているところです。我々は、これまでにも増して、協会活動を通じ、街路樹など都市樹木( Urban Tree )の生育する道路や公園などの安全な通行を確保し、健全な都市樹木の育成に寄与していきます。
 しかし、診断技術の普及にともない、経験の浅い技術者による誤診断などの問題が指摘されるようになったため、本年度より、会員の診断技術の高水準を維持するように「街路樹診断士」の資格認定を開始いたしました。
 これまで、街路樹診断協会では、技術の向上と普及啓発のため、多数の技術図書の出版や、日常的な各種研修会の他、2003年ドイツのマテック博士講演会や、2008年アメリカのスマイリー氏、ドイツのウィテック氏、中国のハン氏らによる「樹木のリスクマネジメント国際シンポジウム」など、一般参加も可能な国際的で全国レベルの大規模な研修会を開催して参りました。
このたびは、法人設立を記念して、アメリカより都市森林学者:ジェリー・ボンド博士をお呼びし、講演をして頂くことになりました。是非、皆様もご参加ください。

■ジェリー・ボンド博士Jerry Bond:博士は、アメリカ北部の森林の調査と管理に長年従事してきたのち、7年前Urban Forestry LLCに加わり、現在副社長に就任し、都市林のコンサルティングで活躍中です。 彼の専門は、「i-Tree」、樹木のリスクアセスメント、理化学的診断、暴風による樹体の損傷、生物力学、トレーニングワークショップとコンピュータアプリケーションなどです。

■委員および活動:ISA  Test Certification Committee・International Tree Failure Database・New York State Urban and Community Forestry Council・i-Tree Development Team(to 2007)・Chairman, Shade Tree Committee などが主なものです。

■講演の概要:
●第1部.都市樹木の荷重・損傷のアセスメント:「t/Rが0.3以下だと危険」とは限らない。荷重がかかると応力が発生し各部に伝わる。応力の伝播は弱い箇所を試す。1箇所で限界を超えると損傷が起きる。我々の任務はより早期に最弱点を見つけることだ。それには”change”が必要。一般的な計測ではなく、個々の状況を解析すべきだ。野外での荷重解析の必要性があるが、計測値はそのままではダメで、持ち帰り解析後、分り易い解釈をつけよう。機械に頼らない診断方法開発も必要だ。
 
●第2部.都市樹木の情報管理 「i-Tree Street」:アメリカ農務省森林局は「i-Tree」なるソフトセットを開発。最高の成功作:「i-Tree Streets」それは樹木の経済価値を数値化する。これは計画ツールで日常維持管理用ではない。地域ごとの都市データ用いて解析。対象地の樹木データは携帯情報端末PDAで収集できる。他の多くのエリア情報についても「i-Tree」で収集された報告類は活用できる。Davey Tree Expert会社がサポートする都市林の分析には最適なシステム。

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