日本樹木医会北陸地区協議会総会が開催されました(2008.5.17~18)
5月17日に第17回日本樹木医会北陸地区協議会定期総会が、魚津市の元祖仁右衛門家にて開催されました。提起された議案が承認された後、役員改選が行われ、新協議会長に当県の浦野支部長が選出されました。
総会終了後には、大原隆明氏(富山県中央植物園)による『北陸のサクラ』と題した技術講演会が開催されました。
講演される大原先生
総会終了後には、大原隆明氏(富山県中央植物園)による『北陸のサクラ』と題した技術講演会が開催されました。
講演される大原先生
熱心に講演に聞き入る参加者
日本国内には12種のサクラが分布し、北陸地域にはその中の9種類が自生するとのことで、北陸は野生サクラの宝庫であることを改めて確認しました。
また、多くが苦手としているサクラの識別についても、簡単な見極めポイントを紹介していただき、今後の活動にも生かせる大変有意義な内容でした。
18日には、片貝県定公園内の『洞杉群落』の見学に行きました。
巨石をくわえ込む幹周30.18mの洞杉
樹齢はおよそ500年とのこと
横道の洞杉
岩屋の洞杉
岩屋(昔の猟師が仮宿として使用していた)
北陸地区協議会の皆さん
ちなみに「洞杉」はタテヤマスギと同種とされており、幹の内部が空洞になっているものが多いことから愛称的に名付けられたものと言われております。この付近一帯には120本位が確認されているとのことですが、この先もっと大きなものが発見されるかも知れません。