世界三大巨樹古木の旅(その2)
ヨセミテには3ヶ所にセコイアの森があり、私たちはその中で一番規模の大きいMariposagrove(マリポサグローブ)へ行きました。
元気に生育しているジャイアントセコイアの地上から10m位までの樹皮は、ほとんど真っ黒に焼け焦げています。セコイアの樹皮や木質部はもともと燃えにくく、火災に対して驚くべき自己防御力を持っているそうです。また、セコイアの種子の発芽には山火事は必要不可欠です。
葉は日本の杉に似ています。
有名なトンネルツリー。現在のものは2代目とのことです。
倒木しても山火事にあうまで何十年も腐りません。巨大な体の割には、あまりにも少ない根張りに驚きました。
マリポサグローブの中で最も巨大な「グリズリージャイアント」(推定樹齢2,700年)。この木が地上に芽を出した時、日本はまだ縄文時代だったことになります。また「グラント将軍(ジャイアントセコイア)」は根元付近の幹の直径が8.8mもあるとのことです。ちなみに、幹の体積の世界一はセコイア国立公園にある「シャーマン将軍(ジャイアントセコイア)」で1,487m3といわれています。