樹木・土壌調査|富山県のガーデニング・エクステリア・庭づくり・造園の提案施工「野上緑化」

弊社に所属する5名のTree Doctor(樹木医)が、
それぞれの専門分野に応じた調査、診断を行います。

所属樹木医

野上 忠一(総合診断/蔬菜園芸/街路樹診断士) 野上 一志(樹勢回復/植栽基盤整備/街路樹診断士/植栽基盤診断士) 平野 祐美(土壌診断/病害診断) 西尾 太寿(街路樹診断/腐朽病害診断/精密診断機器/オペレーター) 樋口 梢(虫害診断/外科治療)

樹勢衰退原因

樹木や花も人間と同じ様に怪我(物理的損傷)もしますし、病気にもなります。しかし、樹や花はその場から逃げたくても動くことができないうえ人間のように言葉を話す事ができません。 そんな時、植物のSOSをいち早くキャッチし、どこが悪くどうして欲しいのか、どうすれば元気になるのかなど、植物の声を聞くのが樹木医です。 わたしたちは、植物の周りで表れている事象の本質を見抜き、的確に対処することで、お客様の大切な「みどり」を守り育てます。

出典:右図 東邦レオ株式会社 新・緑の仕事p78の図を加筆修正

樹勢衰退原因総図
異常落葉、葉色不良
トレリス・支柱のくい込み、欠損
害虫
根系切断・露出による欠損
幹芯材腐朽
ベッコウダケ

樹木のハザード診断 ~事故が起きてからでは遅いのです~

残念なことですが、近年、倒木や落枝による事故が後を絶ちません。街路樹や公園樹の都市樹木はもちろんのこと、人や車の往来が予測できる場所の自然木に至るまで、その安全性の確保を行わなかった場合、事故発生時には管理者は管理瑕疵に問われる可能性があります。樹木のハザード診断は、樹木医の中でも特殊技能を取得した専門医が、樹木からの危険信号をいち早くキャッチし、的確な観察と客観的なデータ解析に基づいた適切な処方をお示しします。

  • 県道横の第三者所有の土地の樹木が強風で倒れバイク走行中の被害者が死亡した事件:職員による日常パトロールでは不十分であることが指摘され、県に有罪判決
  • 渓谷の遊歩道で落枝があり散策に来ていた被害者が下半身麻痺の重傷を負った事件:自然木であったブナの支持に瑕疵危険性の警告もなかったことが指摘され国および県に有罪判決
  • 台風による暴風警報発令中に街路樹が倒れ、被害者の車が損傷し、怪我を負った事件:倒木原因となったベッコウダケが事件前から着生、管理不足を指摘され県に有罪判決
  • 府道走行中に道路脇に生えていた腕の太さほどの樹木が歩行者に倒木してきた事件:パトロールや定期的な剪定から管理瑕疵がなかったと判断され府に無罪判決

街路樹等を原因とする被害で管理者の損害賠償責任が問われる場合の根拠法は「国家賠償法2条」と「民法717条」となります。特に事例.3での判断の中では、事件後に実施された精密診断で不健全な樹木が伐採されたことから、目視点検等のパトロールは、倒木の危険性を見極める上で不備なものであったと指摘されました。多くの事故は示談で処理されることが多いようですが、適切な管理を怠ったことで発生した事故により、都市に潤いや彩りを与えてくれる街路樹等の不要論に繋がらないとも限りません。「樹木のリスクマネージメント」は街路樹や公園樹等を管理する我々にとって重要な課題となっております。

1.初期診断

倒木などの危険性の高い樹木を迅速に発見して適切な処置を行うとともに、専門診断(外観診断)の必要な樹木を抽出するために行うスクリーニング調査。
樹木を叩いて生じる打撃音を数値化し、腐朽の有無を調査します。 樹木のハザード初期診断

横打撃共振法測定(非破壊)

2.専門診断/外観診断

樹木の外観診、調査カルテ

クラウス・マテック氏のVTA理論を基本に、樹木の外観を目視と診断用具によって診断するもので高い専門知識と経験に基づく技術が求められます。特に街路樹においては専門資格である街路樹診断士が行います。

3.精密診断1 貫入抵抗測定(弱度破壊)

外観診断によって精密診断が必要とされた樹木について行う診断であり、樹木診断機器により腐朽状態や腐朽量を測定し、腐朽や空洞の程度を数値的に把握し、客観的なデータに基づき判定を行います。 貫入抵抗測定 直径3ミリの細いキリを測定部に回転貫入させ、切削にかかる抵抗値を測定します。腐朽部や空洞部は健全部に比べ抵抗値が少ない。測定値の信頼度が高い精密診断のスタンダード。測定は直径300~1,000㎜まで可能。

入抵抗測定データ

4.精密診断2 多点式応力波速度測定(弱度破壊)

多点式応力波速度測定 樹幹にセンサを取り付け、そのセンサを打撃して応力波を発振し、他のセンサに応力波が到達する時間を計測します。一般的に異常部は健全部に比べて振動波の到達時間が遅くなります。大径木の測定も可能であり、多断層で行うことで3Dでの可視化が可能。

多点式応力波速度測定データ

5.精密診断3 放射線CT測定(完全非破壊)

放射線CT測定 γ線(放射線)を使用し、非破壊で測定部の断層撮影を行ういます。γ線は物質密度の高低によりその透過能力が異なり、また、物質の厚さによっても到達線量が異なることを応用しています。線源は微量放射線源であり法規制外。さらに、レザーユニット採用により樹幹測定断面の凹凸形状の同時記録が可能。

放射線CT測定データ

樹勢回復

樹勢が衰える原因は様々です。枯れても植え替えることができない記念樹や保存樹などの調子が悪くなった時は、とにかく早めに対処することが必要となります。
弊社は、永年培ったノウハウと技術を駆使し、皆様方の大切な樹木の樹勢回復に最善を尽くします。

1.現地調査

  • 根系調査
  • 虫害調査
  • 土壌断面調査
  • 現場透水・硬度試験
  • スポーツターフ
  • ドローン調査

2.室内調査

  • 病害調査
  • 検鏡調査
  • 土壌分析
  • マツザイセンチュウ調査(LAMP法)

3.処方案作成

処方案 現地調査の内容をもとに、処方案を作成いたします。
了解を頂けましたら施工へ取り掛かります。

処方案

4.処方・施術・施工

  • エアスコップによる土壌改良
  • 外科的治療
  • 不定根誘導
  • 防除(薬剤散布)
  • 基盤改良(透水・通気性改良)
  • 樹幹注入

5.検証・追跡調査

検証・追跡調査

樹勢作業前後
樹勢作業前後
樹勢作業前後

技術資料・コラム

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