INFORMATION|富山県のガーデニング・エクステリア・庭づくり・造園の提案施工「野上緑化」からのお知らせやイベント情報、日記などを更新しています。

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 春に向かい、なんとなく人々は日本が明るくなるのでは、と芽吹き期を感じていたところ3.11で国や世界が震撼した、あの大災害から間もなく九ケ月。

国全体が沈滞意気消沈しがちな折「なでしこJAPAN」がどれだけ私らに勇気を、希望を、連帯感を与えてくれたことか!流行語でなく勇気、希望、連帯感の「象徴語」として今後も永続していくのではないだろうか。

11月11日生まれの私は、米での9.11テロそして3.11と、共通数を持っているので、厄除けの願いから「なでしこ」を植え、増やそうとしていますが新品種続出でとても追いつかない。その中で最後には「カワラナデシコ」の清楚な様姿、色合いに一番心魅かれる。

経済の数的発展だけが人類の幸福になるのだろうか?「原点回帰」で衣食住のレベルを昭和30年代に戻すことは無理なのだろうか。あの頃、物は少ないが近隣とのコミュニケーションが多くあった。

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柿の持ち主とFTAを結んでいない。昔からお互い分け合ってきただけだ!ましてTPPって何のことなの?

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着実に温暖化している現実でしょうか・・・?

 東日本大震災で発生した瓦礫。当初受け入れ容認した全国の自治体数が1/10に激減しているらしい。法的問題や放射性物質も原因であろうが、熱しやすく冷め易いと言われる国民性も作用しているのではないだろうか?

先日、所用があり新潟県西山町の田中角栄氏の記念館なるものを訪ねた。
あの時代が氏のようなリーダーを形成したのだろうが、今、氏や小泉氏のようなある意味強引なカリスマ性を持った人達が国の指導部ならば復興の進捗がもっと進んでいるのではと収蔵物を眺めながら思いました。

国の指導者、政党、議員の器量も1/10程になったのか?

瓦礫中の有機物が微生物力で分解無機化するには時間がかかる、福島原発の廃炉、近辺に人が住めるようになるにも時間がかかる、ここらでなにかいい瓦礫処理の知恵が出せないものだろうか。政府のその場凌ぎの言動が被災者に判断、決断を遅らせているようにしか見えない。

私の意欲、筋力も1/10程度に低下した。帰国後一ケ月、昨日ようやく中欧旅行の写真、動画を開いてみたがどこでのものか思い出せなかった、又左程思い出したいとも思わなかった。

地球の人口が70億人を突破したそうな、中学時代習った社会、理科の知識が1/10しか通用しないほど変化(進化とは言いたくない)している。やがて現役世代の皆さんが受け取れる年金も1/10になるのでは?

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事業・決算報告に引き続き、今期の重要事業である日台共同事業「樹木の診断治療・遺伝資源の保護活動と樹木の診断治療・健全育成のためのシンポジウム」についての発表がありました。

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本年9月に日本を縦断した台風15号では、主に太平洋側で大きな被害がありました。倒木した街路樹に起因する被害も多く、街路樹診断の重要性を強く再認識した管理者も多かったとのことです。

快晴の秋空のもと、大勢の来場者で賑わっておりました。

今年は、来年東京で開催される全国都市緑化フェアのプレイベントも兼ねております。

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ただし、一番人だかりができていたのは、美しい庭でも、可憐な花でもなく、『くまモン』の前でした。

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kumamon.jpg←くまモンから頂いた名刺

一般社団法人街路樹診断協会も例年特別協賛させて頂いております。本年は台風での倒木被害がマスコミ等でも多く報道されたこともあり、一般の来場者の方の関心が高く、企画展示を真剣にご覧になられる方が多いのが印象的でした。

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外部リンク→http://kumamon-official.jp/ (くまモンオフィシャルサイト)

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 スメタナの「モルダウ」も好きな曲のひとつ。いつかモルダウ(ブルタブァ)川を見たいとの願いが叶った。

プラハ中心部に懸かるカレル橋下の流れは、あの曲のどの部分に当たるのか人人々(私もその内の一人)の雑踏でメロディさえも想い浮かばなく終わった。
チェコもオーストリアも中世のおとぎ話の世界のような建築物が大切に修復保存され、今も人々がそこで普通に暮らしているのが、日本の建築物価値感と違う。
中学時代習った世界地図は様変わりし、ゴルバチョフの登場以降世界が変わったと言われているのがよく解かった。「プラハの春」「ビロード革命」「ビロード離婚」etc。

中欧ではないが、今視察研修の最大目標はロンドンで行われていた「技能五輪」の造園の部の日本代表二人の選手の応援激励。同一条件で世界13ケ国の22歳以下の若手職人が4日間かけて庭を造り上げるまさにオリンピック。

庭園美を数値化評価するのには疑問があるが、各国の選手が一心不乱汗まみれで作業する姿には胸が熱くなり、枯れた筈のこの御老侯さえ涙ぐんでしまった。応援スタイルも国により違うのも楽しい。
冷めた気でいたつもりが、いつの間にか本気で日本選手を応援してた自分に混乱し、少しKumonしたが充実した旅でした。

 2011年9月の段階で、富山県内の多くのケヤキは写真の様な状況です。
その理由は「着果短枝」です。

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 ケヤキは前年の夏に花芽を形成し、翌年の春に開花するのですが、その花芽を
つける徒長しない枝のことを着果(花)短枝といいます。ケヤキはこの着果短枝を
その小枝ごとに枯らして落とし、風の力で種子を散布する「風散布」という独特の
繁殖戦略を持っています。
通常は普通葉が全て紅葉し落葉した木枯らしの吹くころに、小枝の付け根に離層
が形成され枝から切り離されると、風で飛ばされ地面を転がりながら核果を落とします。

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 では、なぜ今年は9月の段階で着果短枝が枯れたのでしょうか。その理由は8月中旬から
9月にかけての残暑が厳しかったことによると思われます。過酷な環境で乾燥が続いた為、
ケヤキは水収支を保つため、着果短枝を枯らすことで「繁殖」を諦め「樹体」を守る方を選択
したのです。

 この現象は、夏季に毎年のように見られる健全な生理現象ですが、今年は近年まれにみる
「豊作」(種子が多い年)だったため、このように目立っているのです。
同じ個体でも南面の方が多く枯れていたり、剪定されていない公園樹で枯れが目立つ一方で
水分条件のよい場所のものや剪定され長枝の多い街路樹等で枯れが目立たないのもこの理由によります。

DSC_0663.JPG←着果短枝は枯れ枝先の普通葉は健全

 もちろん葉枯性病害(褐斑病や白星病)や加害害虫(アブラムシ類)が併発している場合も多いので
注意深く観察することが重要です。

 信頼する卒業生から「明るいタイトル」にしたら!と言われKUMONしました。

結果。私の苦悶などKUMONにならない些事。今後は「顧問のKIMON」と改題することにいたしました。

「KIMON」は何れ通る「鬼門」なのか、死ぬまで長生きできる間に出会える事柄への感謝の「喜門」なのか私には判りません。

次回は中欧での観想をと思っています。借金の関係上最高額の保険手続きをしますがまだ足りない。
ヤレヤレ・・・KUMONは続く!

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