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顧問の究盡(ぐぅじん)

みどり便り

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 縁あって12年間余の路上生活者の保証人になった私、彼を受け入れてくれた部屋主の恩で3年間半住所のある人間として生き、そして彼は孤独死した。

死後3~4日冷たくなった彼を見、触れた。穢れとも畏れとも感じず如いて言えば「露命無情」。


「生死の中に佛あれば生死なし、但生死即ち涅槃と心得て、生死として厭うべきもなく、涅槃として欣うべきもなし、是時初めて生死を離るる分あり、唯一大事因縁と究盡すべし・・・」

が自然と脳裏に浮かんできた。今まで読み物的に唱えてきたのに。
 「その時」により近づいていることの自己無意識感覚なのだろうか・・・。

「生者必滅」を前提に「死ぬまで長生き」で生く!