みどり便り（野上緑化のスタッフで更新中！）

　私たちは働きます。この「働き」は対価を得る、あるいは何らかの影響を与えることのためで、「はたらき」の場合は何の意図もない無作為の作用のことを表しているように思います。
　以下は環境省の資料によりますが、樹冠（枝幅）直径５ｍの１本の樹木は家庭用クーラー１台を８時間運転させた分の冷却効果があるそうです。また、１年間に１２５Kgの二酸化炭素を吸収してくれているそうです。私が樹木を賛美するのは、樹木は「働き」でなく「はたらき」をしていることです。
次は、２～３日にかけて大阪で学んできたことの一部。牛肉のステーキとマグロの刺身の生態学的な価格は？について。
牛肉の場合、太陽エネルギー100を受けて草は10を牛に与えます、牛は人間に1をくれます。
刺身の場合、太陽エネルギー100を受けて植物プランクトンは10を動物プランクトンに与えます、動物プランクトンは小魚に1を与えます、小魚は中魚に0.1を与えます、中魚は大魚に0.01を与えます、大魚はマグロに0.001をあたえ、マグロは人間に0.0001をくれます。かようにマグロは牛肉の1万倍のエネルギーコストがかかった食べ物となるのです。爆発的に人間が増えている地球、人間は草＝直接農作物をどこまで食料とするかで飽和人口が決まるとのことでした。