みどり便り（野上緑化のスタッフで更新中！）

　2000年以上の歴史があるとはいえ、周りは数百キロに及ぶ砂漠の中の点に過ぎないオアシスに蛙は生息しているか、敦煌で聞き取り調査（実際に目にすることは出来ませんでした）をしました。で、ツアーガイドの王さんによりますと、いるそうです。ではどんな形で、大きさは、鳴声は、卵の様子は？と立て続けに質問しましたが、いることは知っているがそれ以上のことは知らないと相手にされず、私の学術的課題は学会に発表できるほどの成果を挙げることなく挫折してしまいました。でも不思議です、誰がいつ頃どうやって持ち込んだのか、ラクダに長い間揺られた卵もしくはオタマジャクシあるいは親蛙は、子孫に他とは変わった遺伝子を伝達しているのではないか？背中にコブがあるとか、水がなくても頑張れるとか・・・

　で、今回のシルクロード紀行の総括
　カレーズを考案し、人力で堀上げ、2000年に渡り維持管理してきた人々を尊敬します。
　交易の中継地として文化、宗教の異なる様々な人種を迎え入れてきたオアシスの有り方を、今一度学び直せば世界の平和への糸口が見えてくるのではないか。
　シシカバブはうまかった、羊の丸焼きもうまかった、中華料理はうまかった。