『神秘の島 タスマニア』~その3~
その3 温帯雨林と超長命な木
いよいよ、この旅のクライマックスの地「クレイドルマウンテン国立公園」(Cradle Mountain National Park)にやってきました。
↑鬱蒼とした温帯雨林
↑温帯雨林の主木 南極ブナ(Nothofagus cunninghamii) 別名 Myrtle Beech(マートルビーチ)
常緑で栄養繁殖します。
↑その南極ブナに特異的に寄生するキッタリア菌(子のう菌類)
林先生は、この菌を観察なさるのが一番の目的だったようです。
↑宿泊したCRADLE MOUNTAIN LODGE(クレイドルマウンテンロッジ)
↑車で行けるのはここまで。DOVE LAKE(ダブ湖)
奥にそびえるのがCRADLE MOUNTAIN(クレイドルマウンテン 1,545m)
ちなみに「Cradle」というのは「揺りかご」という意味らしいです。
↑ホバートに戻り、王立タスマニア植物園で特別に見学させて頂いた Lomatia tasmanica(ロマスィア・タスマニカ)。
タスマニア島に自生する数少ないクローン群落の場合、葉の化石と照合した結果このクローン年齢は4万年と推定されたとのことです。
これは、自家受粉しないため種子ができず無性生殖によってのみ繁殖することから、1つの苗からできた子孫とされているためです。
この植物園では自然から採取した苗から人工的な育種の研究を行っていました。(もちろん、どこで採取したかは教えて頂けませんでしたが・・・)