みどり便り（野上緑化のスタッフで更新中！）

　二十年程前に出た井上ひさし著の「コメの話」を読み返すと大変に面白いです。本年度から農政のうち農家への助成法が大きく変わりますね。農地、特に水田のもつ公共性が維持できるのか、政府の目指す大規模な農業生産者が健全に育つのか、大いに関心があります。井上ひさし氏の言う「公共性の高いシステムは市場性が低い」説の日本の農業がまさしく当てはまると思うからです。
これからお花見の時期です。洋風ランチよりもやはり寿司、団子、お握り・・・ご飯ものが花見には合うと思うのは私がもはや古い世代の者だからでしょうかねえ。
安倍さんの言われる「美しい日本」は、桜への私らの文化に集約されると思います。「お花見」文化「桜の花の如く潔く・・・」「同期の桜」意識。「願わくば花の下にて我・・・」「でしゃばらない淡い色合い」「強く感じないそこはかとない香り」
と、言いながらも毎年ゆったりと「花見」をしょうかという気分になれないせせこましい私です。